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もしかして買い時!? 今、知っておきたいバンクーバー不動産事情

バンクーバーの街並(不動産の記事)
Unsplash

春めいてきたバンクーバーの街で、よく見かけるのが「オープンハウス」のサイン。引っ越しや住宅購入を考える人が増えるこの季節は、メトロバンクーバーの不動産市場が活発になる時期でもあります。そこで今回は、リアルターの雲淳(くも・あつし)さんに、バンクーバーでの「家探し」や住宅購入の最新事情についてお話を伺いました。


■住宅販売件数は下降中。そして価格は…?

いよいよメトロバンクーバーは不動産シーズン突入ですね。

雲さん:はい、だいたい旧正月後から6月くらいまでがピークシーズンです。夏になると家族旅行などで少しスローダウンしますが、9月〜10月には再び活発に。その後、冬が来ると落ち着きます

最近のメトロバンクーバーの不動産市場はどうなっていますか? ここ数年の動向について教えてください

雲さん:住宅販売件数は下降しています。2022年にピークを迎えましたが、それ以降は毎年下がっていますね。景気後退や住宅価格の高騰のほか、モーゲージの金利が大幅に上がったのも原因でしょう。2022年に金利は2.7%から6.45%まで上がりました。また、2023年からは外国人バイヤー規制によって、カナダ人と永住権保持者以外は、原則的にカナダ国内の住宅を購入できなくなりました。

2026年は、マルチプレックスの登場も話題です。これは一区画の住宅地に2つ以上のユニットを建てたもの。法改正で建設が可能になり、今年はじめに物件が発売になりました。

住宅価格はどうなっているのでしょうか? 買い手側としては気になります!

雲さん:販売件数が減っているので、住宅価格は全体的に下がっています。今年は住宅購入の大きなチャンスと言えますね。価格だけでなく、今は売り手に対して買い手が少ないので選択肢が多く、ゆっくり選ぶことができます。


■買う?借りる? それぞれのメリット

購入と賃貸で迷っている人も多いと思います。それぞれどんなメリットがありますか?

雲さん:賃貸の場合は、自由に引っ越しができます。カナダに住み続けるかどうか、まだトライアル状態の人には大きなメリットですよね。最近、バンクーバーでは賃貸住宅も増えてきています。

ただ、長くバンクーバーに住む予定であれば、やはり購入をおすすめします。メリットがたくさんあるからです。

不動産の所有は安心感につながります。モーゲージを完済すれば支払いは固定資産税、住宅保険、ストラタ費用などですみますし、さらにローンを組むこともできます。またバンクーバーでは、長い眼で見ると不動産価格は上昇傾向にあります。資産価値の増加が期待できるほか、子どもに資産として残すこともできます。

住宅購入を考える場合、最初にするべきことは? 

雲さん:まずはモーゲージ・ブローカーに会って、どれくらいモーゲージを組めるか確認することですね。現実を見ることが重要です。

住宅購入でいちばん大切なことはなんでしょう?

雲さん:家の購入は投資でもあり、多くの人にとって人生で最大の投資です。人の意見に合わせるのではなく、自分のライフステージや将来設計に合わせて判断することが大切だと思います。


■住宅購入、ここも気になる!

さきほど、 外国人バイヤー規制の話が出ましたが、カナダ市民権や永住権がないと家は買えないのでしょうか?

雲さん:条件を満たせば購入できます。就労ビザ保持者の場合は183日以上有効なワークパーミットを持っていること、留学生の場合はカナダに5年間滞在していること、4年間所得税申告を行っていることなどの条件があります。留学生の場合、購入できる物件価格は50万ドル以下です。また20%の外国人購入者税(Foreign Buyer Tax)が課せられます。

将来、日本への帰国を考えている場合でも住宅を購入する人はいますか?

雲さん:多いですね。例えば20年以上バンクーバーに住み、その間ずっと不動産を所有していた日本人が、リタイアを機に売却して日本へ戻るケースなどです。ちなみに日本人以外の方でも、バンクーバーの不動産を売却して他国へ移る方が増えました。行き先は、メキシコ、ドバイ、アメリカ、日本、中国、タイ、マレーシア、シンガポールなどですね。


バンクーバーの不動産市場はここ数年変化が続いていますが、住宅購入を検討している人にとっては、選択肢が広がるタイミングとも言えるようです。家探しを始める前には、モーゲージの確認や予算設定を行い、自分のライフステージに合った住まいを選ぶことが大切です。


■リアルター 雲淳(くも あつし / Spencer Kumo)さん

「あなたの人生に、本気で向き合う不動産」がモットーのリアルター雲淳さん

REMAX Crest所属、リアルター歴7年。英語はもちろん日本語で相談に乗ってもらえます。スティーブストン出身で、趣味はハイキング、アート、旅行など多彩!おいしいものも大好きで、最近ハマっているのはドバイチョコレート、ペルシャ料理、アフガニスタン料理など中東の味だそう。

問い合わせ:(778) 981-0188
spencerkumo.com

 

 

 



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