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リメンバランスデーとは? 平和への願いを込めた11月11日

Group standing in front of the cenotaph in Stanley Park, Vancouver, BC, circa 1950s. Tanaka Family Collection.
(Photo: Nikkei National Museum & Cultural Centre 1997.8.9.8.5 )

11月11日のリメンバランスデー(Remembrance Day)は、戦争で亡くなった人々や戦争に従事した人々への敬意と感謝を表す日です。この日、歴史を振り返り、平和を考える大切な機会を持つことで、未来に向けての教訓を得ようとしています。今回は来週に迫ったリメンバランスデーについてお話ししたいと思います。

カナダのリメンバランスデーとは?

リメンバランスデーは、第一次世界大戦が終わった11月11日を記念して、戦争で亡くなった人々や戦争に関わった人々を追悼する日です。「Remembrance」は「記憶すること」や「思い出すこと」という意味で、人々が忘れずに敬意を払うことが目的とされています。

リメンバランスデーは国の祝日として認められており(オンタリオ州とケベック州を除く)、学校や仕事が休みになることも多いです。カナダ軍に参加した人々やその家族、そしてカナダを守るために犠牲になったすべての人々の記憶を大切にする日として、多くのカナダ人がこの日を迎えます。

カナダのリメンバランスデーには何をするのか?

リメンバランスデーでは、赤いポピーの花を胸に着けて追悼の意を表します。ポピーは「平和」と「犠牲」の象徴として使われており、戦争で亡くなった人々を思い出すためのシンボルです。バンクーバーでは、10月の末からスカイトレインの駅やスーパーの前などで、ポピーが配布され(ドネーション制度)、ポピーをジャケットや服に付けます。11月11日には多くの都市で追悼式が行われ、黙祷(もくとう)や献花が捧げられます。祝日ではないオンタリオ州やケベック州の職場や学校においては、11月11日の11時に黙祷を行うのが一般的です。

2024年バンクーバーで行われるリメンバランスデーのイベント

2024年11月11日も、例年通り、バンクーバーのスタンレーパーク内にある日系人戦没者慰霊碑(いれいひ)の前で、追悼式典が行われます。時間は午前10:40から。この慰霊碑は、戦争に参加した日系カナダ人への敬意を表し、彼らの犠牲を忘れないために設立されたものです。ビザの種類に関係なくどなたでも参加できます。参加できない場合は、NNMCC(日系文化センター・博物館)のYouTubeチャンネルでもライブで視聴できます。

追悼式後は、スタンレーパーク内のVancouver Rowing Clubでレセプションも行われます。こちらも自由に参加でき、戦争での経験や平和について話し合う場として多くの人が集まります。

War memorial at Stanley Park

バンクーバーのスタンレーパーク内にある日系人戦没者慰霊碑の前 (Photo Machiko Parbhacker)

(編集部より:過去に何度か取材で追悼式とレセプションに参加しましたが、悲しみと希望という複雑な気持ちが交差する追悼式の後、クッキーやコーヒーを片手に和やかな雰囲気で行われるレセプションは、歴史と現在そして将来について考える素晴らしい機会となりました。カナダに来たばかりの学生さんには特に参加してもらいたいです。)

まとめ

リメンバランスデーは、歴史を振り返り、未来への教訓を学ぶ重要な日です。特に、バンクーバーのような多文化都市では、さまざまな文化背景の人々が共に集い、戦争の犠牲者を追悼し、平和を誓い合う場となります。この日、私たちも平和への願いを胸に、リメンバランスデーに参加し、犠牲者への敬意を表しましょう。

また首都オタワには立派な戦争博物館がありカナダの戦争史について学ぶのに絶好の場所です。オタワに行く機会があれば是非行ってみてください。日本語での解説はここから


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