「たった一度の人生、今を出来るだけエンジョイしよう」と心に決めているYUKOです。バンクーバー102の編集部の皆さんから「人生の先輩としてぜひコラムを書いてほしい」とお声掛けいただき、担当することになったこのコラムも、今回で4回目となりました。今回は、夫について語りたいと思います。
出会い
私と夫は39年前に東京で出会いました。カナダのトロント出身の彼と東京で? なーんて、ロマンチックで劇的な出会いがあったのなら素敵だけど、実際はただの職場結婚なの。当時、彼が働いていた学校に私も勤めていただけ(笑)。
彼は2歳年上で、友達夫婦という感じかな。正直、ハッキリ言って変なヤツです。
困ったさんな彼
一番困るのはお片付けが苦手なこと。彼の物が家の内外に溜まっていくの。特に紙類。字を読むのが好きじゃないので、内容を確認して仕分けすることができず、彼のコンピューターデスクの上やベッドサイドテーブルには「紙の山」が積もっています。お片付けや仕分けができないくせに、ガレージセールで工具や細々とした物を買うのが好きなので、我が家のガレージや物置、ありとあらゆるスペースがガラクタでいっぱいになっていくんだよね。綺麗好きな旦那さんを持っている人が本当に羨ましい!もし全部きれいさっぱり捨てる事ができたらどんなに気分がスッキリするだろう!
物を見つけるのも苦手。例えば冷蔵庫に入っているはずのバターを探して見つからないと大騒ぎ。私を呼びつけて「バターどこ?」って探して欲しそうにするので、冷蔵庫を見てみると、真ん中の棚の前列にちゃんと入っていたり。目の前にありすぎて見つからないのか、それとも急に目が見えなくなるのか、よく分からないけど、こういうことがよくあるんだよ。私が友達と会っている時も「〇〇どこ?」なんてメッセージが入ってくるから「デイブさんはユウコさん無しでは生きていけないねぇ!」なんて、からかわれたりしちゃう。
あと、夢中になると時間の感覚が微妙なとこも。一番強烈だった思い出は、キャンプ旅行でのフェリーターミナル事件!パーキングで出航までの1時間ほどを待っている間に、時間潰しに子どもたちをターミナルに遊びに連れて行ってくれたのはいいんだけど…自分がそこにあったゲームやパズル遊びに夢中になって子供共々フェリーに乗り損ねちゃったの。子どもがやるならわかるけど、普通お父さんはやらんだろ?あの時はもう呆れて怒る気力もなくなった私でした。
相手じゃなくて自分が変わる
けれども、40年近く一緒に暮らしていると、だんだん慣れて来たのか不思議と細かいことは気にならなくなりました。というより、いちいち怒っても相手は変わらないのよね。それより、私ができることはさっさとやってカバーしちゃう。私は財務大臣兼秘書でもあり、家事は一手に引き受けてる。(結構手抜きもしていますけどね!)
その代わり、極度に方向音痴な私に代わって、遠出をする時の運転手と案内役は夫だし、あれこれ工具を買うだけあって家電の修理や家の改築はプロ並み。おかげでどれだけお金が節約できたことか…。それで年に1、2回は一緒に旅行に行けるのかもしれない(笑)。
結婚生活、助け合いの精神が大切なのかもしれませんね。
辛い時にしっかり寄り添ってくれた夫
実は、去年、私は人間関係に悩んで辛くて、何ヶ月も毎日泣いていた時期があったの。でも夫は、私が泣くたびにいつも大きなハグをしてくれて。いつもボーっとしている彼が、こんなにも私をかばってくれたり、私の味方になって相手に対して憤慨してくれるのに驚くくらいだった。だから、彼をもっと好きになったよ。ありがとう。本当に辛い時にそばにいてくれて、私の一番の味方でいてくれて。こうして文章にしていると彼は本当に私を個人として尊重し、大切にしてくれているなぁと感じます。
もし生まれ変わったら、また彼と結婚して、同じ3人の子どもたちを産みたいな。その時には、もっといろいろなことを学んだ私で、もっと良い奥さん、そしてお母さんになれたらいいのになって思うけど・・・生まれ変わってるから無理かぁ。
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