キャピラノ吊り橋とは
キャピラノ吊り橋は、ノースバンクーバーにある137メートルの吊り橋です。バンクーバーの観光地として人気であり、カナダの雄大な自然をスリル満点の吊り橋から見ることができます。またこの吊り橋の歴史を知ることができるコーナーや、野生動物について学べるパネルもたくさんあります。そしてカナダならではの先住民たちの象徴であるトーテムポールも見ることができます。
キャピラノ吊り橋の見どころ
●スリル満点の吊り橋からの絶景
やはり一番の見どころはこの長いグラグラとするスリル満点の吊り橋を渡ることでしょう。吊り橋からは壮大な森とその森を割くように流れるキャピラノ川の素晴らしい景色を楽しむことができます。晴れた日は空と山の対比がとても美しく、広大な自然を感じることができます。雨模様の時は霧がうっすらとかかり幻想的な雰囲気になり、森がより近く感じられます。
●ツリートップアドベンチャー
吊り橋を渡った先にあるツリートリップアドベンチャー。木と木を繋ぐようにかけられた短い吊り橋を渡っていきます。夜に行くと、ライトアップの様子も上からよく見えてとても綺麗。ふとした瞬間に、目の前にある一本一本の木の高さにも驚きます。ツリートップアドベンチャーは地上からも随分と上のところに設置されてあるので、木から木へ移動していくと気分はまさに「ムササビ」です・・・笑
●クリフウォーク
吊り橋を渡る手前のレストランに向かうまでの道に、クリフウォークの入り口があります。岩壁に沿って作られた道を歩いて、自然を楽しむものですが、何せ高いです!下に流れるキャピラノ川の轟音を聞きながら、空中を歩いているような感覚はアトラクションのドキドキ感があります。ところどころで、床の鉄板が格子状になっていて、真下が見えるようになっているところも。かなりスリル満点です。より浮遊感を楽しみたい方は、景色がよく見えるお昼をお勧めします!
●おしゃれなレストランとお土産やさん
レストランはロッジ風な雰囲気を楽しめる、温かみのある空間です。そこでいただくお料理はどれも美味しく、時間を忘れてゆっくりできます。ちょっとおしゃれをして記念日を過ごしたり、家族団欒の時間を作ったり、吊り橋を楽しむことにプラスして、スペシャルなひと時を過ごすことができます。
お土産屋さんは、原住民のハイダ族アートなどの製品や、カナダならではのメープルを使った食品など、様々なものが売っています。しかしオススメは、キャピラノ吊り橋限定の商品!その時期に合った特別なステッカーなどはもちろんですが、Tシャツやマグカップ、ステッカーなど、かわいいデザインのものがたくさんあります。カナダに来た記念に、お土産に、思い出としてぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?
●至高のプーティン
レストランでゆったりとお食事も素敵ですが、吊り橋公園の中には気軽に立ち寄れるカフェもいくつかあります。その中でも、特筆したいのが、お土産屋さんの横にあるカフェです。ここではカナダ名物プーティンを食べることができます。ノーマルなプーティンとSouth styleのプーティンがあるのですが、South styleプーティンには豚肉がこれでもか!というほど特盛されています。外の景色を見ながら食べるプーティンはこれまた格別です。また焚き火を囲みながらゆっくりできるスペースもあるので、自然を堪能しながら、カナダの味に舌鼓を打つのも素敵な思い出になるはずです。

お肉がガッツリ盛られたプーティン キャピラノ吊り橋の屋外カフェにて
観光のベスト時期は?
その時期のイベントに合わせたライトアップがされているので、何度行っても楽しめます。ハロウィンやクリスマスといったイベントはもちろん、テイラースイフトがカナダにライブをしに来た時には3日間限定で、テイラー仕様のライトアップになっていたり。今回取材で訪問した2月はバレンタインなので、ピンクに溢れたロマンチックなライトアップがかわいかったです。
チケットの購入方法
チケットは窓口でも買えますが、オンラインでチケットを購入すると3ドルお得になります。オンラインでチ購入される際は、時間の指定をする項目があるので、時間付近に行くようにしましょう。また、BC州に住所のある方は、ワンデイパス(1日パス)の値段で、年間パスを買うこともできます。オンライン上で住所を入力し、顔写真を添付するだけで手続きは完了です。季節やイベントごとに見える景色が変わりますし、カフェやレストランでのんびり過ごすのも贅沢です。カナダに住所がある方は、年間パスをゲットしてたくさん足を運んでみてください。
キャピラノ吊り橋への行き方
吊り橋への行き方は、ノースバンクーバーのロンズデールキーのバスターミナル、Bay6から236のバスに乗って約15分です。また、ダウンタウンからお越しの際は、カナダプレイス付近、ハイアットリージェンシーホテル付近、ブルーホライゾンホテル付近から無料のシャトルバスが出ています。(ブルー
ホリゾンタルホテルからのバスは現在(2025年2月時点)工事のため休止中)
キャピラノ吊り橋の安全性と事故
観光地なので、基本的に安全には配慮されていますし、橋の出入り口には係りの方が常駐しています。しかし過去には、観光客がフェンスに登ったり、川底を無理に覗き込もうとして転落するという事故も起こっています。また携帯電話をフェンスの外に落としてしまい、取ろうとして転落死という事故もありました。フェンスの外側は安全に見えるかもしれませんが、携帯や帽子を落としたなどの場合は自分で取ろうとせず、必ず係員の方に対応してもらってください。安全には配慮しながら絶景を楽しんでください。
訪れる際の注意点
吊り橋だけでなく、様々な見所がたくさんあるこの公園を最大限楽しむために、服装は動きやすいものをおすすめします。雨が降った後は道がぬかるんでいたり、橋が滑りやすくなっていたりします。スニーカーやブーツなど歩きやすい靴でお越しください。防水が効いているとさらに良いと思います。またライトアップは昼間じゃなくて夜に見たい!と思う方もいらっしゃいますよね!?川の上にかかっている橋ですので、寒さは身に染みます。特に冬の時期はマフラーや帽子、手袋など、暖かい格好で楽しんでください。

キャピラノ吊り橋の入り口。毎回さまざまなイベントをしている。写真はバレンタインイベント
訪問者としての感想
私は今回、ハロウィン、クリスマスに続いて,3回目の訪問でしたが、それぞれのイベントでライトアップや展示物が全然違い、毎回新鮮な気持ちで楽しむことができました。またアトラクションやレストラン、お土産やさんもあり、ここに来れば観光満足度はかなり高いと思います。そして何より吸い込まれていきそうなほどの豊かな自然は、地球の大きさと歴史を物語っていて、私たちはそのエネルギーを存分に感じることができます。バンクーバーに来たからには、ぜひ一度訪れてみてください。
Capilano Suspension Bridge Park(3735 Capilano Rd, North Vancouver)
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